雑貨業界、小さな会社の海外進出チャレンジ ネーミング

海外進出したい!と思っている事業者さんは年々増えてきてますが、いまだ海外進出と聞くと、すごく大きい会社とか、お金に余裕がある企業だけが成せること、と思われがちです。誰でも知っているような有名企業の海外進出の成功事例などが多く出回ってしまうから仕方がないことですが、小さな企業には海外進出は縁がないこと、と思われてしまうのはとっても残念なことです。

海外進出の定義はそれぞれの事業者さんによって異なり、規模の大小はありますが、ライフスタイル雑貨業界の海外チャレンジについて、みていこうと思います。

目次

今回のトピックはネーミング。

会社を設立する時にどんな会社名にするか、事業を受け継いだ時に代々続いている会社名をどうするか、新しいブランドを立ち上げたり新しい製品を開発したりのネーミングをどうするか、、皆さんネーミングで悩むことが多いと思います。

この名前だ!とせっかく思いついた名前が、調べてみると既に同業他社に取られていたり、ドメインを取られていたり、商標登録されていたり、、、似たような名前が沢山あって混同しやすかったり、、。思い当たる節ありませんか? 会社名、ブランド名、商品名、自分たちが気に入って納得して、憶えてもらいやすい、かつドメインも獲得できる新しい名前をつけることは世界中で日々難しくなってきています。

では、これから海外に進出したい、と考えている事業者さんに、海外に進出する際のネーミングにまつわる事例についてみてみましょう。

大手メーカーのグローバル展開を見据えての社名変更などはよくニュースにも取り上げられていますので、ざっと有名どころを挙げますと、

2008年:パナソニックというブランドで海外での認知度が上がった松下電器産業株式会社は社名をパナソニック株式会社に社名変更し、ブランドも全世界Panasonicで統一。

2017年:自動車のスバルで認知度が高い富士重工業株式会社は社名を株式会社SUBARUに変更。

など。

中小企業の社名の特徴

では、日本の中小の雑貨業界を見てみましょう。中小企業のみならずですが、特にものづくりに関わる平成以前に創設された企業の社名は、創設者の名字であることや、もしくは日本の伝統的な響きのある社名を持つ企業が多いです。そういった社名を持つ中小の事業者が海外進出を考えた際、社名はどうすべきか?

社名が創業者の名字、もしくは名前の中小企業

代々、長年親しまれた社名なので、特に創業者家族が継承している場合、その名前を変更するというのは容易ではないですし変えたくないと思うのが信条。

その名前がユニークで珍しく、かつローマ字(英語)にした時に、英語圏でも読みやすく発音もしやすければ、その社名をブランド名としてもキープしてもよいと私は思います。

一方で、日本でよく聞く名字、たとえば佐藤や鈴木などは既に有名企業が存在してますが、同じ名前の会社も多く存在していて混乱されることもあったり、ドメインを既に取られていることが多いので、海外進出を機会に登記の社名を変えなくてもブランド名は変えて海外進出するのが望ましいです。

英語圏でどう発音されるか、意味的に問題がないかをチェック

せっかくの社名やブランド名が、英語で発音した時に意味的にふさわしくない言葉を連想させるようなネーミングになることもゼロではありません。

使いたい会社名、ブランド名を英語(ローマ字)にした時に、ネイティブスピーカーがどう発音するか、どう読むか、意味的にも大丈夫か、を確認しておくのが大切です。

もし発音しにくい、英語圏で意味がふさわしくない場合は、海外進出前にブランド名を変更しておくことをお勧めします。

中小企業は社名とブランド名を一致させる

日本国内でのビジネスであれば、社名と製品のブランド名が社名と異なっていても、日本ではそれほど違和感を持つことがありません。(社名より製品のブランド名で覚えられることも多い)。

しかしながら、中小雑貨企業が海外進出する際には、会社名とブランド名が同一なのが圧倒的に有利です。

社名=ブランド名だと、様々なメリットがあります。

海外の顧客(消費者)がシンプルに社名(ブランド名)を覚えやすい。

メッセージを統一しやすい。

営業、マーケティングなど、様々なコストを減らせる。

A person with her hand on her forehead

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特にアメリカの販売店バイヤーは、日本とは異なりその場で即決します。その時に、社名とブランド名が違ったりすると、めんどくさい、と思われることは多々あります。

もし社名とブランド名が一致していない場合は、海外進出の際には社名を使わないで、ブランド名だけを使う、ということをお勧めします。

海外進出をお考えの中小雑貨事業者のみなさま、現在の社名、ブランド名が、海外市場でどう受け取られるかどうか、分かり易くて覚えやすいか、発音しやすいか、発音の意味的にも問題がないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。

次回、海外進出のネーミングについて、もう少し深堀していきます。

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